栄養科

妊娠中のお食事Q&A


妊娠中のお食事Q&A

妊娠中に食べていけないものはありますか?
妊娠中に絶対食べていけないものは特にありませんが、注意が必要なものはあります。ここでは、魚介類、生もの、カフェインについて説明します。

●魚介類については、魚介類を通じての水銀摂取が、胎児に影響を与える可能性を懸念する報告がされています。ただ魚介類は良質なたんぱく質や脳の発育にも効果があると言われているDHAやEPAを多く含んでいるため、必要以上に制限することは良くありません。同じ種類の魚ばかりを食べ続けないように注意することが大切です。目安としては、金目鯛、めかじき、まぐろなどは1回80g(切身一切れ分位)を週に1回までとされています。

●生ものについては、妊娠中は抵抗力が下がっているということもあり、普段より感染のリスクが高くなっている可能性があります。生ものを食べる時は、体調が良いときに新鮮な物を食べるようにしましょう。

●カフェインについては、過剰に摂取をしなければ直接胎児の発育や流早産など妊娠に影響する可能性は少ないと考えられています。コーヒーや紅茶、ココアなどはストレスを和らげる効果もありますので、1日1~2杯位であれば問題ないでしょう。それでも心配な場合には、ノンカフェインコーヒーやハーブティーを飲むのがオススメです。

妊娠中にどうしても甘いものが食べたくなってしまいます。体重の増加も気にはなるのですが・・・。
甘いもの等の間食を食べる時のポイントは、時間・量・内容の3つです。

●食べる時間はしっかり決めて、ダラダラ食べないように。
●また夕食後もなるべく控えましょう。
●量については、食べ過ぎないような工夫をしましょう。

小分けに包装がしてあるものを選んだり、お皿にとって食べるようにしたり・・・、最初に食べる量を決めておくと良いと思います。内容は、スナック菓子やチョコレートなど脂肪分の多いものは気をつけましょう。比較的カロリーの低いゼリーやヨーグルト、果物などがオススメです。ただカロリーが低いからといって食べ過ぎてしまうとヨーグルトや果物も十分体重増加の原因となりますので注意をしましょう。

便秘改善に良い食べ物は?
便秘を改善するためには、まず食物繊維をとることが重要です。 野菜類(特に根菜類<ごぼう、レンコン、人参など>)、きのこ類、海藻、豆類、芋類などの食品をしっかり取り入れるようにしましょう。ヨーグルトなどに入っているビフィズス菌も有効です。また、さつま芋、南瓜、バナナなどガスが発生しやすい食品を食べたり、冷たい飲み物を飲み、腸を刺激することも効果的です。
食事以外では、規則正しい生活、排便習慣をつける、適度な運動を取り入れることも意識すると良いでしょう。

サプリメントは飲んでも大丈夫ですか?
妊娠中のサプリメントといえば、主に葉酸や鉄分になってくるかと思います。この二つは特に妊娠中の付加量が多く設定されていますが、サプリメントを利用することで比較的簡単にその量を確保することができます。しかし、サプリメントでは特定の栄養素を補給できても、様々な種類の栄養素の補給は難しく、その点では食品はサプリメントより勝っていると言えるでしょう。サプリメントの注意点は、必ず用法・用量を守り、過剰摂取にならないようにすることです。

つわりがひどくて食べられない時はどうすればいいですか?
赤ちゃんの事を考えて無理に食事をしようとする方が多いですが、無理に栄養のあるものをと考えなくても大丈夫です。何も食べたくなかったけど無理に食べて余計に気分が悪くなる事も考えられるので、まずは「食べたい時に、食べたいものを、食べたいだけ」食べてください。

対策法として・・・

ポイント① 食事はコマメに・・・ つわりは空腹時に気分が悪くなる方が多いようです。朝、昼、夕と通常の時間に食べるのではなく、お腹がすいたらコマメに小分けにして食べるといいでしょう。また、出かける際や起床時の対策として、クッキーやゼリー類・飴やグミなどをあらかじめ用意し、すぐにつまめるようにするといいでしょう。

ポイント② ホカホカご飯より冷や飯? つわり中は蒸気や湯気が駄目という場合は、冷やして食べると臭いも軽減されて吐き気に悩む事も少なくなります。冷奴や冷たい麺類などはいいかもしれませんね。

ポイント③ 惣菜を利用 調理をするのも苦痛な時期。少しお金はかかりますが、冷凍食品や惣菜などを利用し、調理の手間を省くのも1つの手。また、調子のいい時に保存できる物を作り置きし、冷凍保存するのもオススメです。

ただし、あまりひどいと脱水状態になる為、適度に水分摂取はして下さい。 栄養バランスを考えた食事は、つわりが終わった安定期に入ってから考えた方が望ましいです。 当院の栄養士は、外来での栄養指導 パパママ教室・赤ちゃんサロンへの参加も しております。何かお食事のことで疑問に 思っていることや、心配なことなど、 お話しができる機会にもなりますので、 是非、参加をお待ちしております!!